- 2025年1月21日
股関節の痛みの原因
股関節の痛み、それは日常生活のちょっとした動作さえも困難にする悩ましい症状です。歩行、着座、階段の上り下り…、これらが苦痛になると、活動範囲は狭まり、QOL(生活の質)は著しく低下します。「歳だから仕方がない」と諦めていませんか? 実は、その痛み、放置すると将来的に大きな問題につながる可能性があります。初期の変形性股関節症なら適切なケアで進行を遅らせることも可能ですが、放置すれば人工股関節置換術が必要になるケースも。この記事では、股関節の痛みの原因5選を詳しく解説。具体的な症例も交えながら、早期発見・治療の重要性をお伝えします。あなたの股関節の痛み、その原因と適切な対処法を知り、快適な生活を取り戻しましょう。
股関節の痛みの原因5選
股関節の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす悩ましい症状です。痛みを感じると、「このまま歩けなくなってしまうのではないか」「手術が必要になるのではないか」と不安になる方もいるでしょう。ご心配ですね。
実は、股関節の痛みは、単なる加齢のせい、と安易に考えて放置してしまうと、将来的に大きな問題につながる可能性があります。例えば、初期の変形性股関節症であれば、適切な運動や生活習慣の改善で進行を遅らせることができますが、症状を放置した結果、軟骨が完全にすり減ってしまい、最終的には人工股関節置換術が必要になってしまうケースも少なくありません。
股関節の痛みは、その原因によって適切な対処法が異なってきます。原因を特定し、早期に適切な治療を開始することで、痛みを和らげ、快適な生活を取り戻せる可能性が高まります。この記事では、股関節の痛みの主な原因を5つご紹介いたします。
変形性股関節症
変形性股関節症は、股関節をスムーズに動かすためのクッションの役割を果たす軟骨がすり減り、骨と骨が直接ぶつかり合うことで炎症や痛みを引き起こす病気です。
初期には、立ち上がりや歩き始めなどに痛みを感じやすく、歩いているうちに楽になることもあります。しかし、進行すると、安静時や夜間にも痛みを感じるようになり、最終的には常に痛みを感じるようになります。
変形性股関節症は、加齢とともに発症リスクが高くなりますが、若い方でも発育性股関節形成不全などの後遺症が原因で発症することがあります。また、肥満や激しいスポーツなども股関節に負担をかけ、変形性股関節症のリスクを高める要因となります。
大腿骨頭壊死症
大腿骨頭壊死症は、太ももの骨の先端部分である大腿骨頭への血流が不足し、骨が壊死(えし)してしまう病気です。骨が壊死するとは、骨の細胞が死んでしまう状態を指します。
初期には自覚症状がない場合も多いのですが、進行すると股関節に急激な痛みやしびれが現れ、歩行が困難になることもあります。
大腿骨頭壊死症の原因として最も多いのは、ステロイド薬の長期使用です。その他、過度の飲酒や外傷、膠原病などもリスク因子として挙げられます。
関節リウマチ
関節リウマチは、免疫システムの異常によって関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、こわばりなどの症状が現れる病気です。全身の関節に症状が現れる可能性がありますが、股関節に症状が現れることは比較的少ないです。
しかし、関節リウマチが進行し、股関節の骨が破壊されると、強い痛みや変形が生じ、歩行が困難になることもあります。
特に朝起きたときに、関節のこわばりを感じることが多く、30分以上続くこともあります。「朝、手がこわばってなかなか動かせない」という症状は、関節リウマチの初期症状としてよく見られます。
臼蓋形成不全
臼蓋形成不全は、生まれつき股関節の受け皿である臼蓋が浅い状態です。臼蓋が浅いと、大腿骨頭が臼蓋にしっかりと収まらず、股関節が不安定になります。
このため、股関節に過剰な負担がかかりやすく、軟骨がすり減って変形性股関節症を発症するリスクが高くなります。また、臼蓋の縁にある軟骨組織である股関節唇が損傷し、痛みや引っかかり感などの症状を引き起こすこともあります。
臼蓋形成不全は、自覚症状がない場合も多いですが、股関節の違和感や痛み、可動域の制限などに気付いたら、整形外科を受診しましょう。
外傷(骨折、脱臼など)
股関節の骨折や脱臼は、転倒や交通事故など、強い衝撃が加わることによって起こります。高齢者の場合、骨粗鬆症によって骨がもろくなっているため、軽い転倒でも骨折してしまうことがあります。
大腿骨頸部骨折は、高齢者に多い股関節の骨折です。強い痛みと歩行困難などの症状が現れます。多くの場合、手術が必要となります。
股関節の痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。痛みの原因を正しく理解し、適切な治療を受けることが大切です。
股関節の痛みの症状と特徴
股関節の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす悩ましい症状です。痛みを感じると、「このまま歩けなくなってしまうのではないか」「手術が必要になるのではないか」と不安になる方もいるでしょう。そのお気持ち、よく分かります。
股関節の痛みは、単なる加齢のせい、と安易に考えて放置してしまうと、将来的に大きな問題につながる可能性があります。初期の変形性股関節症であれば、適切な運動や生活習慣の改善で進行を遅らせることができますが、放置した結果、軟骨がすり減り、人工股関節置換術が必要になるケースもあります。
適切な治療を受けるためには、痛みの種類、場所、程度、持続時間、動作による変化、関連症状など、ご自身の痛みの特徴を詳しく把握することが重要です。
痛みの種類(鋭い痛み、鈍い痛み、ズキズキする痛みなど)
股関節の痛みは、その種類も様々です。「鋭い痛み」「鈍い痛み」「ズキズキする痛み」など、表現方法は患者さんそれぞれです。
例えば、若いサッカー選手が試合中に転倒し、股関節を強打した際に訴える痛みは、「電気が走るような鋭い痛み」と表現されることが多いです。一方、長年変形性股関節症を患っている高齢の女性は、「重だるい鈍い痛み」と表現することがあります。炎症が強い場合は、「拍動に合わせてズキズキする痛み」を訴える方もいます。
痛みの種類は、原因疾患によって異なるため、医師に伝える際には具体的な表現を用いることが大切です。
痛む場所(前側、外側、後ろ側、鼠径部など)
痛みの場所も重要な情報です。股関節の痛みと言っても、実際に痛む場所は様々です。
「足の付け根の前側」「太ももの外側」「お尻」「鼠径部(足の付け根の内側)」など、痛む場所を具体的に示すことで、医師は原因疾患を絞り込むことができます。例えば、前側の痛みは股関節自体の問題、外側の痛みはお尻の筋肉や靭帯の炎症、後ろ側の痛みは腰椎疾患や坐骨神経痛、鼠径部の痛みは鼠径ヘルニアなどが疑われます。
痛みの程度(軽い痛み、激しい痛みなど)
痛みの程度も、診断の手がかりとなります。
「少し歩くと痛みが出る」「安静にしていると痛みが治まる」「常に痛みがある」「痛みが強すぎて眠れない」など、痛みの程度を具体的に伝えることで、医師は病状の重症度を把握することができます。
私の経験では、我慢強い患者さんは、強い痛みでも「少し痛いだけ」と表現してしまうことがあります。痛みの程度を正確に伝えることは、適切な治療を受ける上で非常に重要です。
痛みの持続時間(一時的な痛み、慢性的な痛みなど)
痛みが「一時的なものか」「慢性的なものか」も重要なポイントです。
運動後などに一時的に痛みが出る場合は、筋肉の疲労や軽度の炎症が考えられます。一方、数週間、数ヶ月、あるいはそれ以上も痛みが続く慢性的な痛みは、変形性股関節症や関節リウマチなどの病気が隠れている可能性があります。
慢性的な痛みは、放置すると症状が悪化することもあります。痛みが長引く場合は、自己判断せず、医療機関を受診するようにしてください。
動作による痛みの変化(歩く、立つ、座る、階段の上り下りなど)
股関節の痛みは、特定の動作によって変化することがあります。
「歩く」「立つ」「座る」「階段の上り下り」「しゃがむ」「あぐらをかく」など、どのような動作で痛みが強くなるのかを具体的に医師に伝えることで、診断の精度を高めることができます。
例えば、歩くときに痛みが増す場合は股関節の炎症、立つときに痛みが増す場合は股関節の不安定性、座る姿勢によって痛みが増す場合は坐骨神経痛などが疑われます。
関連症状(腰痛、膝痛、しびれなど)
股関節痛には、腰痛、膝痛、足のしびれなどの関連症状を伴う場合があります。股関節、腰、膝は互いに影響し合うため、股関節の異常が腰や膝の痛みを引き起こすこともあれば、逆に腰や膝の異常が股関節の痛みにつながることもあります。
また、神経の圧迫によって、足にしびれが生じることもあります。これらの関連症状は、原因疾患を特定する上で重要な情報となりますので、医師に伝えるようにしてください。
例えば、高齢者の股関節痛で多い大腿骨頸部骨折は、強い痛みと歩行困難を伴います。レントゲン検査で容易に診断がつきますが、放置すると骨頭壊死を起こし、人工股関節置換術が必要となることもあります。
股関節の痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。痛みの原因を正しく理解し、適切な治療を受けることが大切です。ご自身の症状をよく観察し、医師に正確に伝えるように心掛けてください。
股関節の痛みに効果的な治療法とセルフケア
股関節の痛みは、日常生活の質を大きく下げてしまう深刻な問題です。歩く、立つ、座るといった何気ない動作でさえも苦痛となり、今まで楽しめていた趣味や活動も制限されてしまうかもしれません。
しかし、諦めないでください。股関節の痛みには、様々な治療法とセルフケアの方法があります。適切な方法を選択することで、痛みを和らげ、活動的な生活を取り戻せる可能性は十分にあります。
この記事では、股関節の痛みに効果的な治療法とセルフケアについて、現場の医師の視点から具体的な例を交えながら分かりやすく解説いたします。
薬物療法(鎮痛剤、消炎鎮痛剤など)
薬物療法は、痛みや炎症を抑えるための基本的な治療法です。痛みを我慢し続けると、日常生活にも支障が出てしまい、精神的な負担も大きくなってしまいます。薬物療法は、痛みをコントロールし、日常生活の質を維持するために重要な役割を担っています。
鎮痛剤: 痛みそのものを和らげる薬です。アセトアミノフェン(カロナールなど)は、比較的副作用が少なく、第一選択として用いられることが多いです。強い痛みの場合には、より強力な鎮痛剤が処方されることもあります。
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs): 痛みと炎症の両方を抑える薬です。イブプロフェン(ブルフェンなど)、ロキソプロフェン(ロキソニンなど)など、様々な種類があります。炎症を抑えることで、痛みの根本原因にアプローチします。湿布薬として使用される場合もあります。
ステロイド薬: 非常に強力な消炎作用を持つ薬です。炎症が重度の場合や、他の薬で効果が不十分な場合に使用されます。注射、内服、湿布など、様々な投与方法があります。ただし、長期的な使用は副作用のリスクがあるため、医師の指示に従うことが重要です。
これらの薬は、痛みの原因や症状、他の持病などを考慮して、医師が適切に選択・処方します。自己判断で市販薬を使用するのではなく、必ず医師に相談しましょう。
理学療法(ストレッチ、筋力トレーニングなど)
理学療法は、ストレッチ、筋力トレーニング、運動療法などを通して、股関節の機能を改善し、痛みを軽減する治療法です。薬物療法と並行して行われることが多く、長期的な改善を目指す上で非常に重要です。
ストレッチ: 股関節周囲の筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げる効果があります。例えば、お尻の筋肉が硬くなると、股関節の動きが悪くなり、痛みが生じやすくなります。毎日のストレッチで柔軟性を維持することで、痛みを予防し、快適な動きを保つことができます。
筋力トレーニング: 股関節周囲の筋肉を強化することで、関節を安定させ、負担を軽減する効果があります。例えば、太ももの前の筋肉が弱いと、歩く際に股関節に負担がかかりやすくなります。適切な筋力トレーニングで筋肉を強化することで、痛みを予防・改善することができます。
歩行訓練: 正しい姿勢や歩き方を身につけることで、股関節への負担を軽減する効果があります。杖や歩行器などの補助具を使用する場合もあります。
手術療法(人工股関節置換術など)
保存療法で十分な効果が得られない場合や、変形性股関節症が進行している場合などは、手術療法が検討されます。手術療法は最終手段と考えられがちですが、適切な時期に適切な手術を受けることで、痛みから解放され、活動的な生活を取り戻すことができます。
人工股関節置換術: 損傷した股関節を人工関節に置き換える手術です。変形性股関節症の末期などで、日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合に適応されます。耐久性も向上しており、長期にわたって快適な生活を送れる可能性が高まっています。
骨切り術: 骨を切って関節の形を矯正する手術です。比較的若い患者さんで、人工関節を入れるほどではない場合に適応されることがあります。
手術にはリスクも伴うため、医師と十分に相談し、メリットとデメリットを理解した上で判断することが大切です。患者さん一人ひとりの状態に合わせて、最適な手術法を選択する必要があります。
装具療法
装具療法は、杖や歩行器、サポーター、装具などを用いて股関節への負担を軽減し、痛みを和らげる方法です。痛みが強い時期や、手術後などに用いられることが多いです。適切な装具を使用することで、より早く日常生活に復帰できるようサポートします。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸は、関節液の主成分であり、関節の動きを滑らかにする役割を担っています。変形性股関節症などでは、関節液の質や量が変化し、痛みが生じやすくなります。ヒアルロン酸注射は、関節内にヒアルロン酸を注入することで、痛みを軽減し、関節の動きを改善する治療法です。効果は一時的ですが、定期的に注射することで、症状の悪化を抑制できる場合があります。
セルフケア(温熱療法、冷却療法、安静など)
セルフケアは、日常生活の中で自分で行うことができるケアです。医療機関での治療と組み合わせることで、より効果的に痛みを管理し、再発を予防することができます。
温熱療法: 温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減されます。お風呂やホットタオル、温熱パッドなどが手軽に利用できます。
冷却療法: 冷やすことで炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。氷嚢や保冷剤、冷却スプレーなどを使用します。急性期の炎症が強い時期に特に有効です。
安静: 痛みが強いときは、無理に動かさずに安静にすることが大切です。安静にすることで、炎症の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。しかし、長期間の安静は、筋肉の衰えや関節の拘縮につながる可能性もあるため、医師の指示に従って適切な期間、安静を保つことが重要です。
生活習慣の改善(適度な運動、バランスの良い食事など)
生活習慣の改善は、股関節の痛みを予防・改善する上で非常に重要です。
適度な運動: ウォーキングや水泳など、股関節に負担の少ない運動は、周りの筋肉を強化し、関節の安定性を高める効果があります。運動不足は、筋肉の衰えや関節の硬さに繋がり、痛みを悪化させる可能性があります。
バランスの良い食事: カルシウム、ビタミンD、タンパク質など、骨や筋肉の健康に必要な栄養素をバランスよく摂取しましょう。栄養状態の改善は、股関節の健康維持に繋がります。
体重管理: 肥満は股関節への負担を増大させ、痛みを悪化させる要因となります。適正体重を維持することで、股関節への負担を軽減し、痛みを予防することができます.
股関節痛の痛みは、通常、前側、外側、または後ろ側に現れるため、痛みの場所によって原因を特定しやすいという研究結果もあります. 確定診断のためには、病歴聴取と身体診察に加え、レントゲン検査、超音波検査、またはMRI検査が必要となる場合があり、初期の画像検査としては、股関節と骨盤のレントゲン撮影を行うべきです. 大腿骨頭臼蓋インピンジメント症候群、軟骨損傷、中殿筋腱損傷などは、手術による転帰が良いことが多いことから、高度な画像診断や早期の専門医への紹介は患者の転帰を改善する可能性があります。
これらの治療法やセルフケアは、単独で行うよりも、組み合わせて行うことで、より効果的です。医師と相談しながら、ご自身の状態に合った方法を見つけていきましょう。
まとめ
股関節の痛みは、原因によって適切な治療法が異なります。この記事では代表的な5つの原因、変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、関節リウマチ、臼蓋形成不全、外傷について解説しました。痛みを放置すると日常生活に支障をきたす可能性があるため、早期に適切な治療が必要です。まずはご自身の痛みの特徴を把握し、医療機関を受診しましょう。紹介した薬物療法、理学療法、手術療法、装具療法、ヒアルロン酸注射、セルフケア、生活習慣の改善などを参考に、ご自身の状態に合った治療法を見つけることが大切です。快適な生活を取り戻すためにも、股関節の痛みと正しく向き合いましょう。
参考文献
- Chamberlain R. Hip Pain in Adults: Evaluation and Differential Diagnosis. American family physician 103, no. 2 (2021): 81-89.
追加情報
[title]: Hip Pain in Adults: Evaluation and Differential Diagnosis.,
大人の股関節痛:評価と鑑別診断
【要約】
股関節痛は、成人において一般開業医に相談される一般的な症状であり、効果的な治療を行うためには原因の診断が重要である。
股関節痛の痛みは、通常、前側、外側、または後ろ側に現れる。
前側の股関節痛の原因としては、腹腔内または骨盤内の臓器からの関連痛、股関節屈筋損傷などの関節外原因、および関節内原因(若年者では軟骨損傷や大腿骨頭臼蓋インピンジメント症候群、高齢者では変形性関節症など)が挙げられる。
外側の股関節痛は、大転子痛症候群(中殿筋腱症、滑液包炎、腸脛靭帯摩擦症候群など)が最も一般的である。
後側の股関節痛の原因としては、腰椎の病変からの関連痛、深部臀筋症候群(坐骨神経絞扼)、坐骨大腿インピンジメント、ハムストリング腱症などがある。
確定診断のためには、病歴聴取と身体診察に加え、レントゲン検査、超音波検査、またはMRI検査が必要となる場合がある。初期の画像検査としては、股関節と骨盤のレントゲン撮影を行うべきである。
超音波ガイド下での局所麻酔薬注射は、関節内原因による痛みの診断に役立つ。
大腿骨頭臼蓋インピンジメント症候群、軟骨損傷、中殿筋腱損傷などは、手術による転帰が良いことが多いことから、高度な画像診断や早期の専門医への紹介は患者の転帰を改善する可能性がある。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33448767,
[quote_source]: and Chamberlain R. “Hip Pain in Adults: Evaluation and Differential Diagnosis.” American family physician 103, no. 2 (2021): 81-89.