• 2025年1月11日
  • 2025年1月21日

膝を曲げると痛む原因

膝を曲げると痛む…その痛み、放置していませんか? 立ち上がる、歩く、階段の上り下り。日常の何気ない動作が苦痛に変わると、生活の質は大きく低下します。実は、膝の痛みは40代以降、特に女性に多く見られる変形性膝関節症や、スポーツで起こりやすい半月板損傷、靭帯損傷、軟骨損傷など、様々な原因が考えられます。 この記事では、膝を曲げると生じる痛みの原因を4つご紹介します。それぞれの症状やなりやすい人を具体的に解説します。加齢とともに誰しもが経験する可能性のある膝の痛み。その原因と対処法を知り、快適な日常生活を取り戻す第一歩を踏み出しましょう。

膝を曲げると痛む原因4選

膝を曲げると痛い、というのは日常生活でとてもつらいものです。立ち上がる、歩く、階段の上り下りなど、何気なく行っていた動作が苦痛になり、生活の質を大きく下げてしまいます。今回は、膝を曲げると痛む原因を4つご紹介し、それぞれどのような症状が出るのか、どんな人がなりやすいのかなどを、私が実際に診察した患者さんの事例を交えながら具体的に説明します。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、膝のクッションの役割をしている軟骨がすり減ってしまい、骨と骨が直接こすれ合うことで炎症や痛みが起こる病気です。自転車のブレーキパッドがすり減るとキーキーと音が鳴り、うまく止まらなくなるのと似ています。

40代以降の方に多く、特に女性に多く見られます。肥満や過去に膝をケガしたことがある方は、発症リスクが高くなります。初期症状は、階段の上り下りや正座をした時に膝に違和感がある程度ですが、進行すると安静時にも痛みを感じ、膝が腫れたり、水が溜まったりします。さらに悪化すると、膝が変形してO脚になり、歩行が困難になる場合もあります。

変形性膝関節症は進行すると、日常生活に支障をきたす可能性があります。早期発見・早期治療が重要です。変形性膝関節症の治療として、運動療法は非常に重要です。太ももの筋肉、特に内側広筋を鍛えることで膝への負担を軽減し、痛みを和らげることができます。また、薬物療法として、痛み止めやヒアルロン酸注射などが行われることもあります。重症の場合は、人工関節置換術などの手術が必要になる場合もあります。最近では、運動付加モビライゼーション(MWM)という治療法も注目されています。これは、理学療法士が患者の関節を特定の方向に動かしながら、患者自身にも運動を行ってもらう方法です。ある研究では、MWMを受けた患者さんは、偽のMWMを受けた患者さんと比べて、膝の痛みや動きの硬さが改善したという結果が出ています。

半月板損傷

半月板は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にあるC型の軟骨で、膝にかかる衝撃を吸収するクッションの役割をしています。スポーツや日常生活での急な動作、転倒などで膝を捻ったり、強い衝撃を受けたりすると、この半月板が損傷することがあります。

半月板が損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みを感じたり、膝に引っかかり感を感じたり、クリック音が鳴ったり、正座やあぐらがしづらくなります。半月板損傷は、スポーツをしている若い人に多く見られますが、加齢とともに半月板が弱くなるため、高齢者でも発生する可能性があります。加齢とともに半月板が弱くなるため、高齢者でも発生する可能性があります。若い方では、バスケットボールのジャンプの着地時や、サッカーでボールを蹴ろうとした際に足を捻ることで損傷するケースをよく見かけます。

靭帯損傷

靭帯は、骨と骨をつないで関節を安定させる役割を持つ、丈夫な組織です。膝には、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯の4つの主要な靭帯があります。スポーツや交通事故などで膝に強い力が加わると、これらの靭帯が損傷することがあります。

靭帯が損傷すると、膝に激痛が走り、歩行が困難になることがあります。また、膝が不安定になり、ぐらついたり、脱臼したりすることもあります。特に、スポーツ選手に多く見られる怪我です。例えば、サッカーで相手選手と接触した際に膝を捻ったり、スキーで転倒した際に膝を強く打ったりすることで靭帯を損傷することがあります。スポーツで相手選手と接触した際に膝を捻ったり、スキーで転倒した際に膝を強く打ったりすることで靭帯を損傷することがあります。このように、一度に複数の靭帯を損傷するケースも少なくありません。

軟骨損傷

軟骨は、骨の表面を覆っている弾力のある組織で、骨同士がスムーズに動くように、クッションの役割を果たしています。膝の軟骨は、変形性膝関節症や半月板損傷、スポーツ外傷など、様々な原因で損傷することがあります。

軟骨が損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みや違和感を感じ、膝が腫れたり、水が溜まったりします。初期の軟骨損傷は、安静にしていれば自然に治癒することもありますが、重症の場合は手術が必要になることもあります。軟骨は再生能力が低い組織であるため、一度損傷すると完全に元通りになることは難しいです。そのため、早期発見と適切な治療が重要になります。

膝の痛みに対する治療法5選

膝の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす悩ましい症状です。歩く、階段を上り下りする、立ち上がるといった動作が困難になるだけでなく、痛みによって精神的なストレスも感じてしまうかもしれません。原因や痛みの程度は人それぞれですが、適切な治療法を選択することで、痛みを軽減し、快適な生活を取り戻すことができます。

膝の痛みの原因は実に様々です。スポーツによるケガ、加齢による変形、日常生活での些細な動作など、思いもよらないことがきっかけで膝を痛めてしまうケースもあります。

スポーツによるケガ、加齢による変形、日常生活での些細な動作など、思いもよらないことがきっかけで膝を痛めてしまうケースもあります。このように、膝の痛みは年齢や生活習慣、活動レベルに関わらず、誰にでも起こりうる身近な問題なのです。

ここでは、膝の痛みに対する代表的な治療法を5つご紹介します。それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリット、どのような患者さんに適しているのかなど、具体的な症例を交えながら詳しく解説していきます。

薬物療法(痛み止め、ヒアルロン酸注射など)

薬物療法は、痛みや炎症を抑えることを目的としています。内服薬と注射薬があり、症状に合わせて使い分けられます。

  • 飲み薬(内服薬): 痛みや炎症を抑える飲み薬には、鎮痛剤(アセトアミノフェン、ロキソプロフェンなど)や、炎症を抑える非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(イブプロフェン、ジクロフェナクなど)があります。まるで、熱が出たときに解熱剤を飲むように、つらい痛みを和らげてくれます。日常生活でのちょっとした痛みや、スポーツ後の筋肉痛など、比較的軽度の痛みに対して効果的です。ただし、胃腸の弱い方や持病のある方は、医師に相談しながら服用することが大切です。例えば、過去に胃潰瘍を患ったことのある患者さんには、胃への負担が少ない薬を選択するなど、個々の状況に合わせて慎重に処方を行います。


  • 注射薬: 関節内に直接注射するヒアルロン酸は、関節の動きを滑らかにし、痛みを軽減する効果があります。これは、関節液の減少や粘度低下が見られる変形性膝関節症の患者さんに有効です。ヒアルロン酸は、関節のクッションのような役割を果たし、骨同士の摩擦を軽減することで痛みを和らげます。また、炎症が強い場合には、ステロイド注射を行うこともあります。これは、患部に直接効く、ピンポイント攻撃のような治療法で、強い炎症や痛みを素早く抑えることができます。しかし、ステロイド注射は長期的に使用すると副作用のリスクがあるため、使用頻度や投与量には注意が必要です。


理学療法(温熱療法、電気療法、マッサージなど)

理学療法は、温熱や電気、マッサージなどによって、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、膝の痛みを改善する治療法です。手術後のリハビリテーションや、慢性的な痛みの緩和に用いられることが多いです。

  • 温熱療法: 温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。まるで、お風呂で温まったときのように、膝が楽になるのを感じられるでしょう。ホットパックや温罨法などがあり、痛みの種類や程度に合わせて適切な方法を選択します。


  • 電気療法: 低周波や超音波などの電気刺激によって、痛みを和らげ、筋肉の働きを改善します。電気刺激は、痛みの原因となっている神経の働きを抑制したり、筋肉を刺激して血行を促進したりする効果があります。


  • マッサージ: マッサージによって筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。マッサージは、硬くなった筋肉を柔らかくし、関節の動きをスムーズにする効果があります。


運動療法(ストレッチ、筋力トレーニングなど)

運動療法は、ストレッチや筋力トレーニングなどを通して、膝関節の柔軟性を高め、周囲の筋肉を強化することで、膝の安定性を向上させ、痛みを軽減・予防する治療法です。特に、変形性膝関節症の場合には基本的な治療法となります。最近の研究でも、運動療法は膝の痛みや機能改善に効果的であることが示されています。MWM(運動付加モビライゼーション)という新しい治療法も注目されており、理学療法士が患者の関節を特定の方向に動かしながら運動を行ってもらうことで、疼痛や動きの硬さが改善するという報告もあります。

  • ストレッチ: 太ももの前、後ろ、内側の筋肉を伸ばすストレッチは、膝関節の柔軟性を高め、痛みを和らげる効果があります。特に、内腿の筋肉(内転筋群)のストレッチは、O脚気味で膝の内側に負担がかかりやすい変形性膝関節症の患者さんに効果的です。


  • 筋力トレーニング: スクワットやレッグレイズなど、膝周りの筋肉を鍛えることで、膝関節の安定性を高めることができます。特に、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることは、膝関節を支える力を強化し、痛みを軽減する上で非常に重要です。


手術療法(人工関節置換術など)

保存療法で効果が得られない場合や、重度の変形性膝関節症の場合には、手術療法が選択されることがあります。

  • 人工関節置換術: 損傷した関節を人工関節に置き換える手術です。痛みが強く、日常生活に支障が出ている場合に有効です。人工関節は、耐久性が高く、長期間にわたって痛みを軽減することができます。


  • 関節鏡手術: 関節鏡という小さなカメラを関節内に入れて、損傷した半月板や靭帯などを修復する手術です。傷口が小さく、体への負担が少ないため、比較的早期に社会復帰することができます。


装具療法(サポーター、杖など)

装具療法は、サポーターや杖などを用いて、膝関節への負担を軽減し、痛みを和らげる治療法です。

  • サポーター: 膝関節を安定させ、痛みを軽減する効果があります。スポーツ時や日常生活で、膝への負担を和らげたい時に使用します。様々な種類があり、症状や目的に合わせて適切なサポーターを選択します。例えば、膝蓋骨脱臼の既往がある患者さんには、膝蓋骨を安定させるサポーターが有効です。


  • : 体重を支え、膝への負担を軽減します。歩くのがつらい時や、長距離を歩く際に役立ちます。杖を使うことで、膝にかかる負担を分散させ、痛みを和らげることができます。


それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、患者さんの状態に合わせて最適な治療法を選択することが重要です。医師とよく相談し、ご自身に合った治療法を見つけていきましょう。

膝の痛みを和らげるためのセルフケア3選

膝の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす悩ましい症状です。特に、曲げ伸ばしをするたびに痛みが走ると、歩くのもつらくなってしまいます。階段の上り下りや、椅子からの立ち上がりも一苦労でしょう。好きなスポーツを楽しめなくなる方もいらっしゃいます。

手術が必要な場合もありますが、まずはセルフケアで痛みを和らげることが可能な場合も多いです。ここでご紹介する3つのセルフケアは、自宅で手軽に取り組めるものばかりです。ぜひ、今日から試してみて、痛みのない快適な生活を取り戻しましょう。

ストレッチ

ストレッチは、膝周りの筋肉の柔軟性を高め、痛みを和らげる効果が期待できます。硬くなった筋肉は、関節の動きを制限し、痛みを増強させる原因となります。適切なストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、関節の可動域を広げることができます。特に、太ももの前側(大腿四頭筋)、裏側(ハムストリングス)、内側(内転筋群)の筋肉を重点的にストレッチすることで、膝への負担を軽減できます。

  • 大腿四頭筋ストレッチ: 椅子や壁に掴まりながら、片方の足を後ろに曲げ、かかとをお尻に近づけるようにします。この時、膝が内側に入らないように注意し、太ももの前側に伸びを感じながら15~30秒ほどキープします。反対側も同様に行います。高齢の方やバランスに不安のある方は、転倒しないように十分注意してください。


  • ハムストリングスストレッチ: 床に座り、片方の足を伸ばし、もう片方の足は軽く曲げます。伸ばした足のつま先に向けて上体を倒し、太ももの裏側が伸びているのを感じながら、15~30秒ほどキープします。腰を丸めないように注意し、背筋を伸ばしたまま行うことがポイントです。反対側も同様に行います。体が硬い方は、無理に伸ばそうとせず、できる範囲で行いましょう。


  • 内転筋ストレッチ: 床に座り、両足を大きく開きます。両手を床につけ、上体を前に倒します。内腿が伸びているのを感じながら、15~30秒ほどキープします。股関節に痛みがある方は、無理に行わず、痛みのない範囲で動かしましょう。


これらのストレッチは、1日に数回行うのが効果的です。お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うと、より筋肉が伸びやすくなります。ただし、炎症が強い時や痛みが激しい時はストレッチを控えて安静にすることが大切です。痛みが強い場合は、無理せず医師に相談しましょう。

アイシング

アイシングは、炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。膝を曲げると痛む場合、炎症が起きている可能性が高いので、アイシングを試してみましょう。炎症とは、体を守るための反応で、患部が赤くなったり、熱を持ったり、腫れたりします。アイシングは、この炎症反応を抑えることで、痛みを軽減する効果が期待できます。

アイシングの方法は、氷水をビニール袋に入れ、タオルで包んで患部に15~20分程度当てます。凍傷を防ぐために、直接皮膚に氷を当てないように注意してください。また、冷やしすぎると血行が悪くなるので、時間を守りましょう。1日に数回、アイシングを繰り返すことで、より効果を実感できます。

アイシングは、運動後や入浴後など、体が温まっている時に行うのが特に効果的です。炎症が強い場合は、アイシングと安静を組み合わせることで、より早く痛みを和らげることができます。痛みが長引く場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。

適切な運動

適切な運動は、膝周りの筋肉を強化し、関節の安定性を高める効果があります。筋肉が弱いと、関節への負担が大きくなり、痛みが増悪する可能性があります。適切な運動を行うことで、膝関節を支える筋肉を強化し、痛みを軽減・予防することができます。

膝の痛みを和らげるためには、ウォーキングや水中ウォーキングなど、膝への負担が少ない運動を選びましょう。ウォーキングは、1日30分程度を目安に、自分のペースで歩くことが大切です。無理せず、続けられる範囲で行いましょう。水中ウォーキングは、水の浮力によって膝への負担が軽減されるため、膝の痛みがある方にもおすすめの運動です。プールで歩くだけでなく、水中でのストレッチや筋力トレーニングも効果的です。

運動を行う際には、痛みが出ない範囲で行うことが大切です。痛みを感じたらすぐに運動を中止し、安静にしましょう。また、運動前には必ずストレッチを行い、筋肉を温めておくことで、怪我の予防にも繋がります。

運動療法の効果は多くの研究で確認されており、変形性膝関節症の治療ガイドラインでも推奨されています。例えば、運動付加モビライゼーション(MWM)は、理学療法士が患者の関節を特定の方向に動かしながら運動を行ってもらう方法で、偽MWMと比較して、局所および広範囲の疼痛、歩行などの身体機能、膝屈曲と伸展筋力、膝屈曲ROMにおいて、少なくとも2日間優位な効果を示したという研究結果があります。MWMのような専門家による指導を受けながら適切な運動を行うことで、より効果的に膝の痛みを改善できる可能性があります。

まとめ

膝を曲げると痛む原因は、変形性膝関節症、半月板損傷、靭帯損傷、軟骨損傷など様々です。年齢や生活習慣、活動レベルに関わらず、誰にでも起こりうる症状なので、まずはセルフケアで痛みを和らげることが大切です。ストレッチやアイシング、適切な運動は、膝周りの筋肉を強化し、関節への負担を軽減する効果があります。 しかし、痛みが強い場合や長引く場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。適切な診断と治療を受けることで、痛みを早期に改善し、快適な生活を取り戻すことができます。 整形外科では、薬物療法、理学療法、運動療法、手術療法、装具療法など、様々な治療法があります。医師とよく相談し、自分に合った治療法を見つけることが大切です。

参考文献

  • Alkhawajah HA, Alshami AM. The effect of mobilization with movement on pain and function in patients with knee osteoarthritis: a randomized double-blind controlled trial. BMC musculoskeletal disorders 20, no. 1 (2019): 452.

追加情報

[title]: The effect of mobilization with movement on pain and function in patients with knee osteoarthritis: a randomized double-blind controlled trial.,

運動付加モビライゼーションが膝関節症患者の疼痛と機能に及ぼす効果:ランダム化二重盲検比較試験

【要約】

  • 本研究は、運動付加モビライゼーション(MWM)と偽MWMを比較し、膝関節症患者の疼痛と機能への効果を調査したランダム化二重盲検比較試験である。


  • 40人のII度以上の膝関節症患者を対象に、MWM群と偽MWM群にランダムに割り当てた。


  • 主要評価項目は、VASによる疼痛、圧痛閾値(PPT)、WOMAC指数、TUGテスト、膝筋力、膝関節可動域(ROM)とした。測定は介入前、直後、2日後に行った。


  • MWM群は、偽MWM群と比較して、疼痛、膝と肩のPPT、TUG時間、膝屈筋力と伸筋力、膝屈曲ROMにおいて、介入直後と2日後も改善が大きかった。(p<0.001 または p≦0.026)


  • しかし、WOMACスコアと膝伸展ROMには、介入後どの時点でも変化は見られなかった。


  • MWMは、偽MWMと比較して、局所および広範囲の疼痛、歩行などの身体機能、膝屈曲と伸展筋力、膝屈曲ROMにおいて、少なくとも2日間優位な効果を示した。


https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31627723,

[quote_source]: Alkhawajah HA and Alshami AM. “The effect of mobilization with movement on pain and function in patients with knee osteoarthritis: a randomized double-blind controlled trial.” BMC musculoskeletal disorders 20, no. 1 (2019): 452.

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